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竹は縁起がいいとされ、お正月など、おめでたい席によく飾られます。沖縄には、マダケやモウソウチク、タイサンチクなど、40種類以上の竹が生育しています。
日本各地に竹を使った民芸品がたくさんありますが、沖縄も例外ではありません。特に籠類の製作に竹はかかせません。また、玩具の材料にも多く使われています。
タイサンチクは、那覇市首里の方言で、マータクと言います。幹が太く、凧の骨組みによく使われます。また、マータクの葉でささ舟を作って、小川に浮かべて、誰の舟が一番早く流れるか、競争をして遊びます。
太くおおきいふし付き竹は、水てっぽう(ジクンバー)に、細くふしのない竹は豆でっぽうに、それぞれの竹の特徴を生かし、いろいろな玩具が作られました。
竹の骨組みに紙をはって、糸をつけ、風を利用して空にあげる凧は、その代表的な玩具でしょう。全国各地で、さまざまな郷土凧が作られています。 |
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