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那覇からフェリーにて久米島へ。あまり揺れることもなく、4時間くらいで島に着いた。私にとって初めての久米島への旅だ。夏に運行する高速船だと二時間弱では島に渡れるという。日帰りも可能なのだそうだ。シーズンオフのこの時期は日帰りが出来ない為、その夜は島に宿をとることになっていた。ゆっくり取材ができるということからか気は幾分か楽であった。 |
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島に降り立つと、空は今にも泣き出しそうな顔色。曇天(どんてん)がどこまでも続いている。青空は望めなさそうだ。はやる気持ちを抑えつつも、とにかく雨が落ちないことを祈るしかない。 |
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組合を訪ねると、久米島紬・生誕500年ということで、組合の多くの方々は京都に出かけているとのことだった。500年もの間守られてきた見事なまでの手わざの世界。その織物に関わる人々の話を伺いたいと、隣接する工房を訪ねることになる。 |
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