沖縄には、村や航海の無事を見守る神などがまつられている聖地(せいち)がたくさんありますが、これらをまとめて御嶽(うたき)とよんでいます。
その中でも斎場御嶽(せいふぁうたき)は、琉球王国でもっとも格式の高い聖地とされていました。
琉球王国時代、斎場御嶽では、神女でもっとも位の高い聞得大君(きこえおおきみ)の就任儀式『お新下り(おあらおり)』や、国の豊じょうや平和を願い、王様自らがお参りする『東御廻り(あがりうまい)』など、国の大切な神事がおこなわれていました。
当時は、王様や聞得大君など限られた人しか入ることができませんでしたが、今では一般の人でも入ることができるようになり、『東御廻り』の参拝者がたえずおとずれています。
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