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1000年の歴史のなかで浮上する沖縄音楽のミステリーや豪快な音楽史を紹介。いろんな音楽が花開いた歴史の裏にはそれぞれの物語が織りなされていた。偉大な音楽遺産にまつわる不思議をコラムでひもといてみよう。 | |
(参考資料:青木誠『沖縄うたの旅』) | |
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■800年の時空を飛び越えて。 『おもろさうし』の琉歌は、ストレートに庶民へ浸透してきたが、8世紀に編纂された『万葉集』の和歌は文学として流行したために庶民に解放されるまでは、江戸初期の近世小唄の発生まで待たなければならなかった。 『万葉集』の和歌が庶民の<七七七五>型である近世小唄までいきつくのに800年かかったのに比べ、『おもろさうし』の琉歌は一足飛びに庶民の手に渡ったことになる。 沖縄の琉歌は『万葉集』から江戸の近世小唄までの800年の時空をいっきに飛び越した。 |
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◆写真提供:島袋 浩(STUDIO PLANET) | |||