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1000年の歴史のなかで浮上する沖縄音楽のミステリーや豪快な音楽史を紹介。いろんな音楽が花開いた歴史の裏にはそれぞれの物語が織りなされていた。偉大な音楽遺産にまつわる不思議をコラムでひもといてみよう。 | |
(参考資料:青木誠『沖縄うたの旅』) | |
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■<八八八六>型は、沖縄の感性。 大和の和歌が<七七七五>型になり、沖縄の琉歌(リュウカ)が<八八八六>型になったのは、沖縄人の感性がなせるわざと思われる。 和歌は文学が主流だったのに対して、琉歌は文学としても歌謡としても人々に親しまれた。琉歌がお城で誕生したにもかかわらず、庶民の祭事の場や宴席、遊びの座にもすぐに流れていったのは<八八八六>型が文学だけの殻に閉じこもらなかったことを意味している。 <八八八六>型が神をたたえるというより、ヒトの歌、娯楽の歌であるということが、沖縄人の感性と大きく関係があるようだ。 |
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◆写真提供:島袋 浩(STUDIO PLANET) | |||