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1000年の歴史のなかで浮上する沖縄音楽のミステリーや豪快な音楽史を紹介。いろんな音楽が花開いた歴史の裏にはそれぞれの物語が織りなされていた。偉大な音楽遺産にまつわる不思議をコラムでひもといてみよう。 | |
(参考資料:青木誠『沖縄うたの旅』) | |
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■“おもろ”の歌い方は? 沖縄各地で歌われた「ウムイ」を集めて編纂された『おもろさうし』は、どのように歌われたのだろうか。 歌詞と歌詞のあいだに“ヲウ”とか“オイ”というオモロ独特の挿入音「産み字」をはさみ、朗々とゆったりとまるで呼吸するように歌われていたという。いささか、もったいぶったこの歌い方は、山内盛彬(やまうちせいひん)氏(音楽研究家)によると、当時の大和の声明(しょうみょう)に影響を受けたせいで、ことさら重々しく歌ったためとされている。 つまり、大和スタイルで威厳を出すために背伸びをして歌ったのだろうか? |
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◆写真提供:沖縄県立博物館, 島袋 浩(STUDIO PLANET) | |||