第一尚氏王統(だいいちしょうしおうとう)は、尚巴志(しょうはし)が1406年に樹立してから7代、64年間続きました。
この王統時代には、港のあった那覇と首里城とをむすぶ長虹堤(ちょうこうてい)が築かれたほか、神社仏閣の建立や龍潭(りゅうたん)の建設、「万国津梁の鐘(ばんこくしんりょうのかね)」がつくられるなど、首里城は琉球王国のシンボルとして着々と整備されました。
また、察度(さっと)王統より築かれてきた冊封(さくほう・サップウ)体制や、東アジア・東南アジア諸国との貿易も積極的におこなわれ、海外進出が琉球王国の重要な外交政策として展開された時代でもあります。
●第一尚氏王統の系図
王名 |
在位年代 |
在位年数 |
尚思紹 |
1406〜1421年 |
16年 |
尚巴志 |
1422〜1439年 |
18年 |
尚 忠 |
1440〜1444年 |
5年 |
尚思達 |
1445〜1449年 |
5年 |
尚金福 |
1450〜1453年 |
4年 |
尚泰久 |
1454〜1460年 |
7年 |
尚 徳 |
1461〜1469年 |
9年 |
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