■龍潭の建設
首里城そばにある龍潭(りゅうたん)とは、第一尚氏王統の二代目王・尚巴志(しょうはし)が、1427年に国相(現在の総理大臣)の懐機(かいき)に命じてつくらせた人工池です。龍潭では、中国から来た冊封使(さくほうし)をもてなす龍舟競漕(ハーリー)などの宴がもよおされました。 当時の龍潭には、魚がたくさん泳ぎ、池のまわりには美しい花木が咲き乱れ、水面には首里城が映し出される、琉球で一番美しい場所であったといわれています。