仲間川河口
後良川河口
浦内川河口
 八重山諸島で最も大きい島である西表島は、島の中央部には御座岳、古見岳、テドウ山などの高さ300mくらいの丘陵地が見られます。ここにはイタジイやオキナワウラジロガシなどの広葉樹林帯(こうようじゅりんたい)が広がり、カンムリワシやキンバト、カラスバト、キビタキなどの留鳥(りゅうちょう)がすんでいます。一方、仲間川や浦内川、前良川、後良川などの大きな河川の河口には、潮が引くと広大な干潟が広がります。その河岸にはヤエヤマヒルギやメヒルギ、マヤフシギなどを中心としたマングローブ林があリ、独特の景観をなしています。そして、島の東部から北岸、西部の海岸近くには、豊富な水量を利用した水田地域が至るところに広がっています。
 こうした水辺の環境では、シロハラクイナやカワセミ、リュウキュウヨシゴイ、ムラサキサギなどの留鳥が生息しています。時には、ハイイロオウチョウ、クロジョウビタキなどまれな鳥類も観察され、西表島は島全体が探鳥地と言っても過言ではありません。
周年(特に秋季・冬季)
長靴・望遠鏡
 石垣島から東部の大原と西部の船浦を結ぶ高速船が1日5便から8便あります。島では大原から西部の白浜を結ぶバス路線のほか、レンタカーやレンタバイクなどが便利です。
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