■諸工芸の発達
琉球の諸工芸(手工芸)は、17世紀ごろに技術を持った人々が王府に雇われて首里や那覇に移住し、御用品製作とともに民間の需要にも応えるかたちで発展していきました。 1728年には、蔡温(さいおん)の政策として、職のない士族層に積極的に諸芸を奨励しました。 諸工芸に従事する人は細工人とよばれ、首里では金、銀、銅、錫細工、織物、染物、酒、味噌、醤油、挽物、指物、彫物、塗物、木細工などが発達していきました。