近世琉球/琉球王国の再建 | 8/10 |
■先島統治の実態
先島(さきしま・宮古および八重山諸島)が琉球王府の支配下におかれはじめたのは、1500年の「オヤケ赤蜂(あかはち)の乱」以降ですが、そのころはまだ間接的な統治でした。1609年以降、琉球が実質上、薩摩に支配されるようになると、王府は先島統治をより強固なものにしなければなりませんでした。そのために先島には蔵元(くらもと)とよばれる王府の出先機関が設置され、そこには在番という役人が首里王府から派遣されました。 |
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