指定年月日
:
昭和52年 3月15日
所 在 地
:
地域を定めず指定する
学 名
:
Sapheopipo noguchii
生息地域
:
沖縄島(国頭村、東村、大宜味)
そ の 他
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昭和30年1月25日、琉球政府指定天然記念物
昭和47年5月15日、国指定天然記念物
沖縄島だけにすんでいるキツツキです。キツツキの仲間ではいちばん原始的といわれ、兄弟・親せきにあたる種類が世界中のどこにもいません。現在沖縄島にすんでいる数は100羽くらいといわれ、いちばん絶滅が心配されています。
繁殖期は4月から6月頃で、この頃には森のあちこちから「ダダダダー」と木をつつく音が聞こえます。枯れているか半分枯れているイタジイなどの、幹や太い枝に穴をほって巣をつくります。巣の深さは70cmくらいになります。その中に普通1〜2個の卵を産みますが、まれに3個産むこともあります。
写真提供:嵩原 建二 テキスト:沖縄県教育委員会(1993)「沖縄の文化財I-天然記念物編」より