指定年月日
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昭和52年 3月15日
所 在 地
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地域を定めず指定する
学 名
:
Felis iriomotensis
生息地域
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西表島
そ の 他
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昭和42年4月11日、琉球政府指定天然記念物
昭和47年5月15日、国指定天然記念物
西表島だけにすんでいる原始的なネコで、生きた化石とも呼ばれています。二十世紀になって、哺乳類の新種が発見されることは極めて稀なことです。現在の個体数は100頭くらいといわれています。九州にすんでいるツシマヤマネコや中国大陸のベンガルヤマネコとは、親せきに当たると考えられています。八重山の島の歴史や、動物の進化や変異を考える上で貴重なネコだと考えられています。
写真提供:村田 行 テキスト:沖縄県教育委員会(1993)「沖縄の文化財I-天然記念物編」より