ハマジンチョウは、九州南部から台湾、中国南部やインドシナなどの地域でみられます。木の高さは1mから2mで、初夏になるとうす紫色の花を咲かせます。この仲間は日本では2種類しかなく、海岸近くの林やマングローブ林でごくまれに見つかるだけです。真謝川河口から富祖崎川河口にかけての富祖崎海岸には、ハマジンチョウが集団で生えている場所があります。このようにハマジンチョウが多く集まっている場所はとても珍しく、その生態を研究する上でたいへん貴重な地域です。また近くには、オヒルギやメヒルギからなるマングローブ林もあり、海岸塩湿地に生える植物の様子を研究する場所としても重要な地域です。
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