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佐敷町富祖崎海岸のハマジンチョウ群落 佐敷町富祖崎海岸のハマジンチョウ群落
指定年月日
昭和36年 6月15日
所 在 地
佐敷町字富祖崎
学   名
Myoporum bontioides
 ハマジンチョウは、九州南部から台湾、中国南部やインドシナなどの地域でみられます。木の高さは1mから2mで、初夏になるとうす紫色の花を咲かせます。この仲間は日本では2種類しかなく、海岸近くの林やマングローブ林でごくまれに見つかるだけです。真謝川河口から富祖崎川河口にかけての富祖崎海岸には、ハマジンチョウが集団で生えている場所があります。このようにハマジンチョウが多く集まっている場所はとても珍しく、その生態を研究する上でたいへん貴重な地域です。また近くには、オヒルギやメヒルギからなるマングローブ林もあり、海岸塩湿地に生える植物の様子を研究する場所としても重要な地域です。

写真提供:千木良 芳範   テキスト:沖縄県教育委員会(1993)「沖縄の文化財I-天然記念物編」より
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