那覇市内のバスターミナルの構内にある大きな岩です。これは琉球石灰岩でできた岩で、高さが約6m、周囲は18mから25mくらいになります。岩の上にはアコウなどの植物が生え、バスターミナルの大きな盆栽のようにも見えます。岩の下のほうを注意してみると、丸くへこんでいるのがわかります。これはノッチといって、海水がけずった跡なのです。このことから、この岩のあった場所は昔は海岸であったことがわかります。この付近は、明治のはじめ頃に埋め立てられた場所なのです。この大石は、昔の自然の様子を伝える大切なものなのです。 |