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ケラマジカ及びその生息地 ケラマジカ及びその生息地
指定年月日
昭和47年 5月15日
所 在 地
座間味村屋嘉比島、慶留間島
学   名
Cervus nippon
生息地域
屋嘉比島、慶留間島、阿嘉島、外地島
そ の 他
昭和30年1月25日、「慶良間鹿」として琉球政府指定天然記念物
 慶良間諸島にすんでいるケラマジカは、日本でいちばん南にすむ野性のシカとして有名です。生息している島のうち、屋嘉比島と慶留間島にすむものが天然記念物として保護されています。
 ケラマジカは、もともと慶良間諸島にすんでいたわけではありません。今から360年ぐらい前に九州(鹿児島県)から持ってきたといわれています。本土のシカに比べると、頭やつのが小さく、体全体もやや小さめです。また、体の色もかなり黒く、メスや子ジカの背中には黒いすじがあります。亜熱帯の小さな島にすんでいるうちに、体のつくりや模様が少しずつ変化しているのでしょう。

写真提供:千木良 芳範   テキスト:沖縄県教育委員会(1993)「沖縄の文化財I-天然記念物編」より
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