久米島具志川村上江洲集落の、西北にあるリュウキュウマツの大木です。念頭平松とともに沖縄の2大名松として有名ですが、現在の松は1870年に植えられた二代目の木です。リュウキュウマツは、トカラ諸島から南の地域の島々で、日当りのよい場所に普通に生え高くなる木です。大きいものだと高さ25m、胸高直径は100cmくらいになります。五枝の松の高さは5mくらいですが、根元から大きな枝が分れ地面をはうように広がっています。枝の直径は40cmくらいで、枝がおおっている面積は500m2近くになります。このような形のリュウキュウマツは他になく、リュウキュウマツの生態を研究するうえからも貴重なものです。 |