data
久米の五枝のマツ 久米の五枝のマツ
指定年月日
平成9年 7月28日
所 在 地
具志川村字上江洲カンジン原
学   名
Pinus lutchuensis
そ の 他
昭和34年12月16日「久米の五枝の松」として琉球政府指定天然記念物。1972年の日本復帰に伴い沖縄県指定天然記念物となる。
 久米島具志川村上江洲集落の、西北にあるリュウキュウマツの大木です。念頭平松とともに沖縄の2大名松として有名ですが、現在の松は1870年に植えられた二代目の木です。リュウキュウマツは、トカラ諸島から南の地域の島々で、日当りのよい場所に普通に生え高くなる木です。大きいものだと高さ25m、胸高直径は100cmくらいになります。五枝の松の高さは5mくらいですが、根元から大きな枝が分れ地面をはうように広がっています。枝の直径は40cmくらいで、枝がおおっている面積は500m2近くになります。このような形のリュウキュウマツは他になく、リュウキュウマツの生態を研究するうえからも貴重なものです。

写真提供:千木良 芳範   テキスト:沖縄県教育委員会(1993)「沖縄の文化財I-天然記念物編」より
戻る 沖縄天然記念物マップ 次へ