慶佐次川の河口から上流に向かって発達するヒルギ林です。沖縄島ではいちばん大きな規模で、面積はおよそ100,000m2になります。川の流れの近くや、河口のところにはヤエヤマヒルギが多く、ヒルギ林の中央にはオヒルギがたくさん生えています。上流近くや陸地との境の場所には、メヒルギやイボタクサギ、サキシマスオウノキなどが生えています。
マングローブは熱帯から亜熱帯の地域に発達する林で、主にヒルギ類が林をつくっていることからヒルギ林とも呼ばれます。ここで見られるヒルギの中で、ヤエヤマヒルギは分布の北限地にあたります。またヒルギ林と陸上植物との境に生えるサキシマスオウノキも、群をなして生育する場所の北限となっています。
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