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キクザトサワヘビ キクザトサワヘビ
指定年月日
昭和60年 3月29日
所 在 地
地域を定めず指定する
学   名
Ophisthotropis kikuzatoi
生息地域
久米島
 体の大きさが60cmくらいの小型の無毒ヘビです。久米島だけにすんでいて、日本では唯一の水生生活をするヘビです。自然林内の渓流を生活場所にしており、陸にあがることは少なく水中に潜ることが多いようです。食性や活動等、生活の内容はあまり知られていません。外国の近い種類の仲間の生態から、小さいカニやオタマジャクシ、水生昆虫などを食べていると思われます。久米島で見つかっている場所は2ヵ所だけで、いずれも山地渓流の数100mの長さの範囲です。これは現在のすみ場所がなくなると、ただちに絶滅の危機にさらされることを意味しています。

写真提供:千木良 芳範   テキスト:沖縄県教育委員会(1993)「沖縄の文化財I-天然記念物編」より
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