ヤママユガ科の仲間で、世界中の鱗翅目(チョウやガの仲間)の中でいちばん大きな種類です。はねを広げると24cmになり、はねの地色は赤褐色で暗褐色や白色のもようがあります。前はねの先端は突出し蛇の顔のように見えます。インド、ヒマラヤからマレーシア、ボルネオ、ジャワ、中国南部、台湾にかけてすんでいます。日本では与那国島で初めて採集されたことからその名がつけられました。西表島や石垣島にもすんでいますが、個体数は少なく与那国島が主要な生息地となっています。与那国島のものは、台湾や中国南部にすんでいるものによく似ていますが、はねの模様に違いがあります。幼虫はアカギやモクタチバナ、ショウベンノキ、フカノキ等の葉を食べます。 |