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クロイワトカゲモドキ クロイワトカゲモドキ
指定年月日
昭和53年 11月9日
所 在 地
地域を定めず指定する
学   名
Goniurosaurus kuroiwae kuroiwae
生息地域
沖縄島、瀬底島、伊江島、伊平屋島、渡嘉敷島、阿嘉島、渡名喜島、久米島、
 ちょっと見るとトカゲのようですが、実際はヤモリの仲間です。古い時代からの生き残りと考えられ、ノグチゲラと同じように生きた化石と呼ばれる動物のひとつです。すんでいる島ごとに姿形がちがっており、伊平屋島のものはイヘヤトカゲモドキ、伊江島、渡名喜島、阿嘉島、渡嘉敷島のものはマダラトカゲモドキ、久米島のものはクメトカゲモドキと呼ばれ、すべて天然記念物となっています。
 体の大きさは15cmくらいで、背中にはうすいピンク色のまだら模様や金色の粉をまぶしたような模様があります。昼間は岩の割れ目や穴の中、石の下、洞穴の中にかくれていて、夜になると出てきて活動します。繁殖期は4月から8月で、その間に雌は2個の卵を2回以上産みます。卵は秋にふ化し、親になるまで2年近くかかります。
写真提供:千木良 芳範   テキスト:沖縄県教育委員会(1993)「沖縄の文化財I-天然記念物編」より
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