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イボイモリ イボイモリ
指定年月日
昭和53年 11月9日
所 在 地
地域を定めず指定する
学   名
Echinotriton andersoni
生息地域
沖縄島(沖縄市以北)、徳之島、奄美大島
 イボイモリは、両生類と爬虫類の両方の特徴をもつ不思議な動物で、生きた化石と呼ばれる動物のひとつです。この仲間は世界で6種類が知られ、そのうち5種類は中国南部やヒマラヤ地方にすんでいます。イボイモリだけが琉球列島にすんでいます。イボイモリの先祖もおそらく中国大陸にすんでいたのでしょう。氷河期の頃、琉球列島が中国大陸と陸続きになった時に渡ってきたと考えられています。その後琉球列島が島の連なりになり、イボイモリの先祖も奄美や沖縄島にとり残されてしまったのでしょう。

写真提供:千木良 芳範   テキスト:沖縄県教育委員会(1993)「沖縄の文化財I-天然記念物編」より
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