はねの裏の模様が、枯葉にそっくりなことでよく知られたチョウです。日本では沖縄島と石垣島、西表島だけにすんでいます。最近、与論島でも見つかっていますが、自然に分布を広げたのかはわかっていません。
コノハチョウの幼虫は、オキナワスズムシソウやセイタカスズムシソウという植物を食べます。オキナワスズムシソウはイタジイ林の湿気の多いところに生えています。またセイタカスズムシソウは、古い石灰岩のある場所の森に生えています。これらの植物が限られた場所に生えているため、コノハチョウが見られるのも限られた場所だけになります。 |