data
セマルハコガメ セマルハコガメ
指定年月日
昭和47年 5月15日
所 在 地
地域を定めず指定する
学   名
Cistoclemmys flavomarginata  
生息地域
石垣島、西表島
 甲らの長さが17cmぐらいになる陸性のカメです。おなかの甲らが真ん中付近でふたつに分れ、ちょうつがいのようになってつながっています。敵におそわれると、手足を甲らの中に引っ込めて、おなかの甲らでふたをしてしまいます。そのため「箱亀」の名前がつきました。
 マングローブ林の周囲にある湿地や、山地の渓流近くでよくみつかります。昼間は林内の石や倒木、落ち葉などの下にかくれ、動きまわるのは主に夜です。ミミズやカタツムリ、落ち葉の下の小動物、草木の種や実などを食べます。
 陸上で生活し、水の中に入ることはありません。泳ぐことはできますが、上手ではありません。まちがって水に落ちたりすると、足がとどかないところだとおぼれて死んでしまいます。

写真提供:千木良 芳範   テキスト:沖縄県教育委員会(1993)「沖縄の文化財I-天然記念物編」より
戻る 沖縄天然記念物マップ 次へ