甲らの長さが17cmぐらいになる陸性のカメです。おなかの甲らが真ん中付近でふたつに分れ、ちょうつがいのようになってつながっています。敵におそわれると、手足を甲らの中に引っ込めて、おなかの甲らでふたをしてしまいます。そのため「箱亀」の名前がつきました。
マングローブ林の周囲にある湿地や、山地の渓流近くでよくみつかります。昼間は林内の石や倒木、落ち葉などの下にかくれ、動きまわるのは主に夜です。ミミズやカタツムリ、落ち葉の下の小動物、草木の種や実などを食べます。
陸上で生活し、水の中に入ることはありません。泳ぐことはできますが、上手ではありません。まちがって水に落ちたりすると、足がとどかないところだとおぼれて死んでしまいます。 |