スズメくらいの大きさで、頭から背中が赤い小型の鳥です。雄では顔の下からお腹の半分くらいまで黒くなっていて、ヒゲを伸ばしているように見えます。山地の谷川沿いの森林でよく見られます。繁殖期は3月から6月頃で、木のほらや岩の割れ目などに、枯葉やコケなどを持込んで巣をつくります。繁殖期には、雄は巣を中心になわばりをつくり、他の雄が入ってくると追い払ってしまいます。
長崎県から八重山諸島まで広い範囲に分布しており、本土にいるものはナミアカヒゲ、沖縄諸島や慶良間諸島のものはホントウアカヒゲ、八重山諸島のものはウスアカヒゲと区別されています。 |