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与那覇岳天然保護区域 与那覇岳天然保護区域
指定年月日
昭和60年 3月29日
所 在 地
与那国町字与那国満田原3984-1
 与那国島の西部に位置する標高188mの久部良岳は、大部分がビロウにおおわれています。この地域のビロウは久部良岳の中腹から山頂にかけてよく発達しています。山地のシイ林と低地の森林の両方の構成種を併せて持つ、与那国島だけの極めて貴重な森です。山麓部にはアカギ、モクタチバナ、ショウベンノキ、フカノキ等のヨナグニサンの食樹が豊富にみられ、ヨナグニサンの主要な生息地でもあります。またリュウキュウキンバト、ヨナグニカラスバト、ウスアカヒゲ、キシノウエトカゲ等の天然記念物の動物や、その他の貴重な動物の生息地でもあり、与那国島の生物の成り立ちや、八重山諸島と台湾との関係を知るために重要な森です。

写真提供:千木良 芳範   テキスト:沖縄県教育委員会(1993)「沖縄の文化財I-天然記念物編」より
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