西表島の東側にある仲間川は、河口からかなり上流まで海水が入りこみます。そのため、川の両側に日本でいちばん大きなマングローブが発達しています。マングローブは河口から約5Kmのところまで生えていて、河口から上流につれて、周辺の環境によってマヤプシキ林、ヒルギダマシ林、ヒルギモドキ林、メヒルギ林、ヤエヤマヒルギ林、オヒルギ林と変わっていきます。これらの森や林が、イリオモテヤマネコやカンムリワシといった貴重な動物のすみかとなっているのです。また保護区域の干潟やマングローブの泥の上には、ミナミトビハゼやミナミコメツキガニが見られ、マングローブ林の中にはノコギリガサミやシレナシジミなどもすんでいます。 |