石垣島でいちばん大きな川である宮良川の河口には、石垣島でいちばんの広がりをもったマングローブ林があります。マングローブ林は、熱帯から亜熱帯の海岸や河口にできる植物の集りで、沖縄ではヒルギの仲間やクマツヅラ、ハマザクロの仲間などの植物が集ってできます。その中でもヒルギの仲間が多いことから、マングローブ林をヒルギ林とも呼んでいます。ここのヒルギ林では、河口や流れに近いところではヤエヤマヒルギが生え、流れのゆるやかな安定した場所ではオヒルギが生えています。そしてヒルギ林の周辺では、ハマナツメやアダン、イボタクサギなどが見られます。 |