伊平屋島田名集落の北側約4kmのところにある洞穴です。奥行はおよそ25mですが、中には高さ約10m広さ約600m2の大ホールがあります。この洞穴は、今から2億8000万年前にできたチャートという固い岩が、波や風の力によってけずられてできたものです。このような岩にできる洞穴は、沖縄ではとても珍しいものです。またこの洞穴は、天の岩戸伝説の舞台となった洞穴ともいわれています、天の岩戸伝説は、大昔に神々の争いをみかねた天照大神が、洞穴にこもってしまうもので、日本神話の中でも重要なもののひとつです。江戸時代の学者である藤井貞幹は、その洞穴がくまや洞窟であるととなえましたが、やはり江戸時代の学者である本居宣長は強く否定しています。
|