【本部(もとぶ)の民家】
海洋博公園内おきなわ郷土村
写真の建物は、昭和の初期頃、本部に建築された農家を復元したもの。母屋と台所が別棟になった、古い形の構造を持つ穴屋といえる。
珊瑚石灰岩の柱を四隅に使い、壁は竹を網代(あじろ)状に編んだチニブの二重壁で、中に茅(カヤ)が詰められている。床は竹床、屋根は竹茅葺き。
台所の床は土間、壁は石壁で野面積みになっている。両棟の間には雨樋(あまどい)がかかる。