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国仲御嶽の植物群落 国仲御嶽の植物群落
指定年月日
昭和49年 2月22日
所 在 地
伊良部町字国仲
 国仲御嶽は、伊良部島の国仲集落の東側にあり、昼でも暗いうっそうとした森になっています。ここは、宮古でいちばん自然の状態に近い森として貴重なものです。国仲御嶽のある場所は、拝所ということで昔から大切に守られてきました。そのためすばらしい森が残ったのです。御嶽の中には60種類以上の植物が見られ、胸高直径25cmから45cmのフクギやリュウキュウコクタン、ヤブニッケイなどが生え、高さ5mから9mのタブノキ、センダン、オオバギ、リュウキュウマツなどの他、シダ植物、つる植物などが茂っています。ここはまた、国際保護鳥であるサシバが、南方へ渡る際の重要な休み場所ともなっています。

写真提供:千木良 芳範   テキスト:沖縄県教育委員会(1993)「沖縄の文化財I-天然記念物編」より
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