宮古島の東平安名岬は、城辺町の東端にあり、太平洋につきだした長さおよそ1.8km、幅約250m、高さが20m位の台地で、隆起さんご礁でできた場所です。ここはいつも強い潮風が吹きつけるため、崖の上や崖面、崖の下などに強い風に対してさまざまな工夫をこらした植物を見ることができます。この地域では222種類の植物が見つかっており、その中にはテンジクナスビやミヤコジマソウ、ミヤコグサ、ミヤコジマツルマメなど、他の地域ではあまりみられない貴重な植物が含まれています。東平安名岬の植物は、海岸に生える植物のくらしや、沖縄の植物の分布を考える上で貴重なものです。 |