北大東島北部、字中野にある鍾乳洞です。入口部は標高約39mの幕(ハグ)上にあり、もともと出入口のない地下の空間であったものが天井の一部がくずれ落ちて入口になったと考えられています。洞穴の長さは150mですが、面積は1700m2もあります。洞穴の入り口付近から第一のホールまでは、第二次大戦時に防空壕として使用されました。洞内の二次生成物はよく発達し、リムストーン、フローストーン、ケイブパール等が見られます。また洞穴内にはダイトウサワダムシ、タマゴグモ科の一種などの貴重な動物がすんでいます。この洞穴は、島の地史を解明する上で貴重なものです。 |