タナガーグムイは、普久川の下流近くにある大きな淵のことです。川の淵(よどみ)のことを、方言ではクムイというのです。タナガーグムイの周辺は、大雨が降ると大水で洗われたり、いつも湿っています。そのため沖縄島の他の河川では見ることができない環境がつくられ、貴重な植物がたくさんあります。
また、タナガーグムイでくらす植物を観察すると、水の流れに対していろいろな工夫をこらしているものを見つけることができます。例えば、リュウキュウツワブキやナガバハグマなどは、水の流れに沿うように葉を細長く変化させています。
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