与那覇岳周辺は、亜熱帯を代表するイタジイ(シイノキ)の森林です。谷間にはイタジイに混じって、ウラジロガシやイスノキなどの林も見られます。また雨の多い地域なので、いつも雲や霧につつまれています。そのため湿度が高く、コケやシダ、ランなどの、樹木にくっついて生活する植物も多いのです。与那覇岳の森からは、104科378種類の植物が知られています。
与那覇岳の森は、ノグチゲラやヤンバルクイナなど、沖縄の主な動物たちのすみかです。ここにすむ動物は、陸上せきつい動物が37科74種類。昆虫類やクモ類、ムカデ類、ヤスデ類などを合わせると3000種を超えるといわれています。
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