本部町の具志堅にある井泉の一つで、大規模な掘り下げ井戸である。地域の御嶽のふもとにある湧水で、現在でも水量はかわらず、豊かに湧き続けている。 かつては、この一帯は稲作が盛んで、水田用水として重要な役目を果たしていたが、今日ではキビ作にかわり、以前ほどの機能はなくなっている。 馬蹄形をしているところから、馬の蹄がめりこみ、そこから湧水が出てきたという伝承がある。現在は、コンクリ−トで改修されているが、井戸端の施設の様子から、かつては多くの人々でにぎわっていたことがうかがえる。 10.金武大川(きんのウッカガ−) |