タイトル画像:井泉を訪ねて
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項目タイトル画像:沖縄の井泉
サムネイル画像:宜野座大久保ガー
サムネイル画像:大山ヒージャーガー
サムネイル画像:那覇市壺屋
サムネイル画像:那覇市泉崎 王川の井戸

 沖縄の井泉(せいせん=井戸)は、偶然に発見されたもの、あるいは人為的に掘られたものなど、いくつかの形態がある。しかし、どの井泉も村落にとっては必要不可欠なもので、村の発展は井泉によって左右されたといっても過言ではない。
 沖縄の井戸(井泉)にはいくつかの特徴があり、その築造方法も異なっている。長年、各地の井泉を研究してこられた長嶺操氏は、それを大まかに次の三つに分類している。

(1)囲いこみ井戸
川や、渓流、湧水の取水を目的に築造された井戸。

(2)掘り下げ井戸
主に地下水を得るために掘り下げた井戸。深さは約2メ−トル程度で、それ以上深い井戸は「堀抜き井戸」として区別されている。

(3)堀抜き井戸
一般にイメ−ジされる井戸。水脈に達するまで深く掘り抜くのが特徴で、技術や道具を必要とするため、比較的後世の築造ではないかとされる。

 また、グスク時代(12世紀〜16世紀)の遺跡(貴族階級の住居)に所在する井戸を、グスク井戸と分類している。
 さらに、村井戸としてあげている村落共同体で利用した井戸や、それよりは古い時代に作られたと思われる井戸を、古井戸として分類している。
 ここでは、沖縄の代表的な井泉(井戸)のいくつかを紹介したい。

02.落平樋川(うてぃんだヒ−ジャ−)

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