いっちくたっちく(沖縄本島・那覇)
 

いっちくたっちく
じゅうにが
ふぃがー
ちくむく
ちんぼらが
御殿(うどぅん)ぬ後(くし)んじ
ふーるがやい

ーつ二つ
十二に
巻いた
(不明)
チンボラ貝が
お屋敷の後ろの方で
糞をたれた



挿し絵  
高江洲 義寛 採譜・作曲  
フラッシュプレーヤーでうたをきく
リアルプレーヤーでうたをきく
楽譜
  遊び方  
 

 このうたの場合、子供たちにとってより興味あるのは、言葉の面白さと遊びの面白さですので、その面を強調して下さい。
 遊び方は、「ずいずいずっころばし」が1回きりで鬼が決まってしまうのに対し、このうたでは、何回も続けてやり最後に鬼が決まる方式です。まず4、5人のグループで輪になり、皆両手を軽くにぎり(卵を持つ要領)突き出します。誰か1人が親になり、うたに合わせて、皆のこぶしの穴に人差し指をさし込んでゆきます。おしまいの「ふーるがやい」であたった人は手を引っ込め、さらに同じ要領で続けてゆき、最後に手の残った人が鬼になります。鬼になった人は、うたを歌わせられたり、皆からシッぺをされたり、かくれんぼのような遊びにつなげてその鬼にしたりします。
 早口ことばのような面白さがありますので、指の遊びに入る前に、まずうたを充分におぼえさせて下さい。
そうでないと遊びに夢中になるとうたが出なくなります。うたをある程度おぼえたら、どんどん早く歌えるようにし、実際の遊びでも同様にして、どんどん早く歌い、指を動かすようにすると、面白さが増します。
 なお、この遊びを指でなく「ひざつきあそび」としてやってもかまいません。皆で円く座り、ひざを軽く曲げて突き出し、うたに合わせひざを叩いてゆき、「やい」であたった人は、足を後ろに折り曲げます。後は同じ要領で行います。

 
 
 
 

参考:「シッペ」のやり方

(1)勝った子全員で順番に、2本の指(人差し指と中指)を使って、負けた子の手の甲を叩く方法。
(2)もう一つは、早くあがった子から順番に手を広げて、それを重ねてゆき、鬼になった子の手が一番上になるようにします。
(3)タイミングをみはからって、一番下の子が手を引き抜き、皆の手の上から叩きます。他の子は叩かれないようにサッと手を引っ込めます。動きの遅い子の手が叩かれてしまいます。鬼になった子は一番上なので、叩かれる確率が一番高いわけです。

 
 
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