このうたの場合、子供たちにとってより興味あるのは、言葉の面白さと遊びの面白さですので、その面を強調して下さい。
遊び方は、「ずいずいずっころばし」が1回きりで鬼が決まってしまうのに対し、このうたでは、何回も続けてやり最後に鬼が決まる方式です。まず4、5人のグループで輪になり、皆両手を軽くにぎり(卵を持つ要領)突き出します。誰か1人が親になり、うたに合わせて、皆のこぶしの穴に人差し指をさし込んでゆきます。おしまいの「ふーるがやい」であたった人は手を引っ込め、さらに同じ要領で続けてゆき、最後に手の残った人が鬼になります。鬼になった人は、うたを歌わせられたり、皆からシッぺをされたり、かくれんぼのような遊びにつなげてその鬼にしたりします。
早口ことばのような面白さがありますので、指の遊びに入る前に、まずうたを充分におぼえさせて下さい。
そうでないと遊びに夢中になるとうたが出なくなります。うたをある程度おぼえたら、どんどん早く歌えるようにし、実際の遊びでも同様にして、どんどん早く歌い、指を動かすようにすると、面白さが増します。
なお、この遊びを指でなく「ひざつきあそび」としてやってもかまいません。皆で円く座り、ひざを軽く曲げて突き出し、うたに合わせひざを叩いてゆき、「やい」であたった人は、足を後ろに折り曲げます。後は同じ要領で行います。 |