image

image

琉球王国の土台をつくった王様。尚真王

image  尚真王(しょうしんおう)は、沖縄が琉球王国とよばれていたころ、50年ものあいだ王様をつとめ、国づくりのきそを固めた王様である。


photo
尚宣威王の墓(しょうせんいおうのはか)
 尚真は、1465年、尚円王(しょうえんおう)の長男として生まれた。尚真が11さいの時、尚円王がなくなり、尚円王の弟である尚宣威(しょうせんい)が王様になった。
 ところが国王になるぎ式の時、「先王の愛する尚真こそ、神の意にかなった王様である」と神のおつげがあった。おどろいた尚宣威が城を去ったため、尚真が王様になったと伝えられているが、この神のおつげは、尚真の母・オギヤカがたくらんだものだと今では考えられている。

 12さいで王様になった尚真は、オギヤカに支えられながら、古いしきたりをあらためさせたり、琉球をゆたかな国にするためのいろいろな仕組みなどもつくった。
次のページへすすむ  

尚真王
1465〜1526年