1967年、第57回芥川賞は、大城立裕氏の「カクテル・パーティー」が受賞した。この作品は米軍による国際親善がいかに虚妄の論理で貫かれていたかを描いていた。文学不毛の地と言われていた沖縄からの同賞受賞は、沖縄の文学界に大きな刺激を与えた。 ●沖縄の芥川賞受賞作 1967年「カクテル・パーティー」 大城立裕 1976年「オキナワの少年」 東 峰夫 1996年「豚の報い」 又吉栄喜 1997年「水滴」 目取真俊