沖縄を「民主主義のショーウィンドー」にすると宣言した米軍は、1952年4月1日に、立法、司法、行政の三権をそなえた琉球政府を発足させた。それに先立って行われた立法院議員選挙では復帰促進派が多数を占め、この結果に危機感をもった米民政府は主席公選の公約を反故にし、比嘉秀平氏を初代の行政主席に任命した。
●臨時中央政府
1951年4月設置された。4つの群島政府をまとめる中央政府(琉球政府)の設立をすすめる目的で設置された。臨時中央政府行政主席は比嘉秀平氏。
●米民政府布告第13号2条
琉球政府は琉球における政治の全権を行使できる。ただし、米民政府の布告、布令及び指示に従う。
●同7条
米民政副長官は必要な場合には、琉球政府その他の行政団体が制定した法令規則の施行を拒否、禁止、または停止し、自ら適当と認める法令規則の公布を命じて琉球における全権を自ら行使する権利を保証する。
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