小道具の種類

 琉球舞踊の特色のひとつに小道具を手にする舞踊が多いことがあげられる。どのような採物(小道具)を持って踊るかによって、扇子踊り、笠踊り、杖踊り、笠杖踊り、笠扇子踊り、手花踊りなどに分類される。
 小道具は花染手巾(ハナズミティサジ)に代表される心情表現のシンボルとしての役割と、杖や花笠などの状況設定を表わす物に大別される。それぞれ踊りのテーマを深めたり、彩りを添える脇役としてなくてはならないアイテムである。


※画像をクリックすると拡大画象が表示されます。
房指輪 花笠 花染手巾 獅子・万歳笠・杖
房指輪
(フサイービナギー)
花笠
(ハナガサ)
花染手巾
(ハナズミティサジ)
獅子・万歳笠・杖
(シシ・マンザイガサ・ツエ)
カセとワク 陣笠とゼイ 団扇 貫花と四つ竹
カセとワク
(カセトワク)
陣笠とゼイ
(ジンガサトゼイ)
団扇
(ウチワ)
貫花と四つ竹
(ヌチバナトヨツダケ)

[ もどる ]

写真:砂川敏彦