創作舞踊
※画像をクリックすると拡大画象やビデオが表示されます。
戦後

 戦後、大和世からアメリカ世にかわり土着の文化を見直す気運が高まると、全島的に舞踊ブームが拡がった。新聞社主催の新人芸能祭において、伝統芸能の魅力を一般に強く認識させた。この頃誕生した創作舞踊には、真境名由康の「糸満乙女」、「わたんじゃー」、島袋光裕の「みやらび」「若衆揚口説」、真境名佳子の「パーランクー」「銭鳴りひゃー」などがある。これらの舞踊は、伝統をふまえ新しい舞踊を模索する上で、画期的な創作舞踊だといえる。

糸満乙女 黒島口説
糸満乙女
(イトマンオトメ)
movie
黒島口説
(クルシマクドゥチ)
movie
いちゅび小 わかれ
いちゅび小
(イチュビグァー)
わかれ
(ワカレ)
磯千鳥 若衆揚口説
磯千鳥
(イソチドリ)
若衆揚口説
(ワカシュアギクドゥチ)

復帰後

 新聞社主催のコンクールにより古典音楽や琉球舞踊はますます盛んになっていく。同時に数多くの琉舞道場が目立ちはじめ、師範、教師の数も増える一方であった。ほぼ同じころ個人の芸を世に問い、さらなる研鑽を積もうと志田房子・佐藤太圭子・玉城節子・玉城秀子・大城政子・宮城幸子などのリサイタルが相ついだ。また、テレビ局主催の創作芸術祭においても、玉城千枝子「もみじば」、又吉静枝「美ら百合」、島袋君子「道」、佐藤太圭子「ちばり太鼓」など創作舞踊の新しい試みがなされた。

武の舞 ニーセーター
武の舞
(ブノマイ)
ニーセーター
(ニーセーター)
太鼓囃子 虎頭山
太鼓囃子
(タイコバヤシ)
虎頭山
(トラジュヤマ)
シンターゲーリ遊び 赤馬節
シンターゲーリ遊び
(シンターゲーリアシビ)
赤馬節
(アカンマブシ)
movie
京太郎 遊び獅子
京太郎
(チョンダラー)
遊び獅子
(アシビジシ)

[ もどる ]

写真:砂川敏彦