組踊「万歳敵討」で謝名の子と慶雲の舞踊を独立させた二才踊り。「道行口説」「万歳かふすぶし」「おほんしゃりぶし」「さいんする節」の4曲構成になっている。 特に「おほんしゃり節」では旅芸人である京太郎になりすまし、 猫や鼠のまねをして空手風な踊りをみせたあと、「隣の耳切れ」で観客に背を向け、舞台奥へ歩きながら左右の足を交互に上げながら腰をいれていく「二段がまく(腰)」は高度な技術を要する重要な所作である。また、一曲目の「道行口説」の「吾が敵に」の所で見せる「二段バネ(跳)」や杖をクルクルと小気味よく回す所作も見逃すことのできない見どころである。 |
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二段ガマク (ニダンガマク) |
杖の妙技 (ツエノミョウギ) |
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吾が敵に・・・ (ワガティチニ・・・) |
編笠深く・・・ (アミガサフカク・・・) |
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