むかし、沖縄が琉球(りゅうきゅう)と呼ばれていたころの話。


首里(しゅり)には王様が住んで、琉球を治めていた。

その首里に、渡嘉敷(とかしき)ペークーという人が住んでいて、王様から友だちのように思われていたんだって。

渡嘉敷ペークーも、王様を友だちのように思っていたので、王様の家来たちは、いつも面白くなく思っていたって。