朱漆牡丹尾長鳥螺鈿卓
しゅうるしぼたんおながどりらでんじょく

■高さ31cm ■縦31.8cm ■横47.3cm

長方形で入角の天板に、花刳り形の足を付け、畳摺を巡らした卓。表は朱漆塗り。裏面は黒漆塗り。螺鈿で天板に大輪の牡丹と太湖石に乗る尾長鳥を表す。鰭や足、畳摺りには花唐草文を巡らす。鳥の胴部や太湖石を細い切貝で表し、牡丹の花や葉には毛彫りを施す。葉脈の間から朱地が透けて見え、意匠の効果を高めている。朱地に螺鈿の漆芸は、琉球の初期漆工の特色を 示すものとされている。


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