【近現代の作品】
王朝時代、中心的な工芸品だった琉球漆器も、廃藩置県を境に大きく変貌します。「貝摺奉行所」に勤務した職人たちも、民間の工房へ移り、実用的な生活用品の漆器を製作することになります。そして、戦争、敗戦、米軍の占領、日本復帰と、時代の波が激しく押し寄せたのです。