宮古島最東端に位置し、長さ約2kmの細長い岬です。平坦な地形ですが、周囲は高さ15〜20mの崖になっています。特徴的な植物として県下最大規模で道路左右の崖ぶちまでおおっているテンノウメ群落、ところどころに見られるテンジクナスビ(イラブナスビ)、ミヤコジマソウ、ミヤコグサなどがあります。風光明媚なところで観光地、あるいは宮古島トライアスロンのサイクリングコースとしてもよく知られています。
 ここでは春秋の渡リの時期にムネアカタヒバリ、マミジロタヒバリ、セキレイやシロチドリ、チュウシャクシギなどのシギ・チドリの仲間を見ることができます。時にはツメナガホオジロやギンムクドリなどにも出会えます。
 この岬から北側約1.5km離れたところには「バナリ」と呼ばれる岩礁があります。ここでは宮古島を分布の北限とするマミジロアジサシや、クロアジサシ、エリグロアジサシ、ベニアジサシなどが繁殖しています。
 夏場には双眼鏡さえ用意すれば、この岬の先端部からアジサシ類がダイビングしながら小魚をとるのが観察されます。
夏季(5月から8月)
 平良市内から車で40分くらいかかります。バスでは城辺線で約1時間。保良で下車します。岬までかなリ距離があり、歩いて40分くらいかかります。
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