石垣市の市街地の北側に隣接する丘陵地で、稜線に沿って大きな道路が走リ、展望台や遊歩道なども設置されていて、公園整備がすすんでいます。ここにはイタジイやオキナワウラジロガシなどの自然林が広がリ、この森林地域には留鳥のカンムリワシやズグロミソゴイ、イシガキシジュウカラ、チュウダイズアカアオバト、オサハシブトガラス、リュウキュウサンショウクイ、リュウキュウキビタキ、リュウキュウツミ、イシガキヒヨドリなどが生息しています。
 秋季になるとアカハラダカやサシバ、エソビタキなどの旅鳥が飛来し、冬季にはシロハラ、ウグイス、アカヒゲ、ルリビタキなどが飛来してきて、ここで冬を越します。
周年(特に秋季・冬季)
 市街地から歩いて30分かかりますので、バイクや車を利用した方が便利でしょう。バスは、吉原線、川平線で八重守の塔前で下車し、そこからバンナ岳の稜線を走るスカイラインを登リます。
 バンナ岳北側の名蔵よりに浦田原水田地域があり、ここでも水辺の鳥がみられます。また、バンナ岳の西にある前勢岳にも稜線沿いに林道が開かれ、林道沿いで森林の鳥が観察されます。さらに前勢岳の南側には県立石垣少年自然の家があり、野外活動の一環として、頂上に至る自然観察路が整備され、野鳥観察にも最適です。
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