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イシカワガエル イシカワガエル
指定年月日
昭和60年 3月29日
所 在 地
地域を定めず指定する
学   名
Rana ishikawae
生息地域
沖縄島(国頭村、大宜味村、東村、名護市、本部町)、徳之島、奄美大島
 体の大きさが10〜13cmの大型のカエルです。日本のカエルの中ではもっとも鮮やかな色をしています。台湾や中国大陸など、世界中のどこにも親せきにあたる仲間がみあたらず、生きた化石と呼ばれるカエルです。沖縄島北部の山地では、12月頃から産卵期に入り、あちこちの谷間から鳥の声とも猫の声ともつかない鳴き声が聞こえてきます。2月頃に、山地渓流の源流近くの土堤に穴を掘り、その中に卵を産みます。とても変わった生態を持つと考えられますが、詳しいことは知られていません。環境の変化にとても敏感で、すみ場所である渓流がなくなるとすぐにいなくなってしまいます。

写真提供:千木良 芳範   テキスト:沖縄県教育委員会(1993)「沖縄の文化財I-天然記念物編」より
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